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2022年度共同研究報告会

更新日:2023年3月24日

 2022年度の共同研究報告会を日立市かみね動物園では3月8日に、千葉市動物公園では3月15日にそれぞれ実施しました。

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 日立市かみね動物園では、久しぶりに他大学も交えての対面での共同報告会となり、研究報告6件、経過報告4件と計10件の大規模開催となりました。 

 最初は本学農学部4年生の卒論研究のご報告。S君はライオンの新獣舎への移動ストレスの研究、Tさんは野生ウミウの健康指標評価研究、Sさんは動物園の飼育種の腸球菌の系統解析研究についてそれぞれ報告しました。それぞれいろいろ悩みながら考えた思い入れのあるテーマだったと思いますが、成果のほどはいかがだったでしょうか。何とかまとまってよかったですね。

 つづいて、理工学研究科のNくんの日立市で鵜飼い用に捕獲される野生ウミウの遺伝的多様性に関する研究、聖心女子大のNさんの人工保育チンパンジーの代理母との関係構築に関する研究、そして酪農学園大の林先生によるニホンザルにおける獣舎移動時のストレス評価研究のご報告がありました。やはり院生の発表は4年生と違って奥行きがありますね。ウミウの研究もチンパンジーの研究も次年度以降も継続されるようなので今後が楽しみです。林先生はコロナの影響もあって2年越しのご報告でしたが、長期的なモニタリングに関する面白いご報告をいただきましたので、これからもいろいろお仕事お願いしたいと思います!

 また、本学農学研究科の4名の院生から経過報告もありました。今回は発表演題が多かった都合上、発表時間が短くしたこともあり、あまりご紹介ができませんでしたが、次年度は素敵な成果を報告してくれることを期待しています!

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 千葉市動物公園では、ZOOアドバイザーの中山さんに会場準備や司会進行など進めていただき、今年の卒業研究課題1件と修士論文研究、博士論文研究の経過報告をそれぞれ1件の計3件の報告を実施しました。

 卒論研究を実施したMさんからは、千葉市動物公園の名物である巨大なバードホールにおけるフタユビナマケモノの空間利用と温度環境の関係に関する研究について報告しました。担当キーパーのIさんからは、夜間の様子をもっと知りたいというようなご意見がありましたが、きちんと解説できたでしょうか?千葉では秋のアカデミアアニマリウムでも、一度途中経過をご報告していますが、成果がまとまる年度末にも他大学を含めた合同報告会ができるとよいですね。


 また、両報告会の最後に私から共同学術紀要 Zoo Science Journal 創刊のご案内を行いました。本雑誌は動物園における貴重な取組みの情報を記録し,広く公開・共有する媒体として我々のプロジェクトZoo Science Hubの取り組みの一環として2024年3月に創刊予定です。詳細についてはまた後日ご報告したいと思いますのでお楽しみに!


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