本学の令和4年度地域研究・地域連携プロジェクトに,動物園学研究プロジェクトチームで申請しておりました「日立市伊師浜における鵜飼用野生ウミウの保全プロジェクト」という課題が採択されました。
本事業は本学の社会連携センターが募集している地域連携活動の一つで,教員が中心となって社会連携センターが提示する事業テーマの解決策を研究するというものです。
日立市伊師浜は,現在日本で唯一の鵜飼用ウミウの捕獲地として,毎年全国12カ所の鵜飼場にウを供給しておりますが,雌雄判別や捕獲個体群の遺伝・生体情報もわからないまま捕獲されている状況にあります。そこで本プロジェクトを通じ,ウミウを保護しつつ,今後も国の無形民俗文化財の維持地域として,鵜飼いを通じてウミウに親しんでいくため,大学・自治体双方が協力し,学生教育と絡めて地域資源の保全活動を推進できればと考えています。
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