今年度の研究準備のため久しぶりに動物園に行ってきました。
今年は、これまでかみね動物園と実施してきた研究テーマから、解決していない問題の打開策の検討、解明できてこなかった不思議な現象について、発展課題として実施予定です。
まずは飼育下のクマの問題行動の一つとされているペーシング行動の解消対策に関する研究。これは一昨年、Oさんが実施した基礎研究の後継研究になります。今年の夏も展示場の前でクマたちに熱視線を送り続ける女子学生を見ることになるでしょう。
当の本人たちは涼しい顔。まあ、昨日は暑かったですからね。今年も君たちをフォーカスしますよ!
続いてゾウの睡眠に関する研究。こちらも現かみね動物園職員のH君の研究成果からの発展研究です。意図せぬ結果から見つけた面白い現象がベースとなっており、安楽な獣舎での休息をどのように確保していくのかという点でも注目しています。こちらは、かみね動物園に加えて、千葉市動物公園さんにもご協力いただいて実施予定です。
学生が初めてのカメラシステムの構築作業に悪戦苦闘する中、かみねの皆さんは慣れたもの。あっという間に監視カメラの設置作業を済ませていただきました。これから冬場まで長期にわたる夜間監視になりますが、どんな結果が出るのか楽しみですね。
この他、動物園でも吸血害虫として猛威を振るっているサシバエの展示環境における制御に関する研究や昨年に引き続いてのライオンのタウリン要求量の研究など様々な課題について実施予定ですが、そちらの詳細についてはまた今度!
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