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第16回 共同勉強会を開催しました。

更新日:2023年3月28日

 恒例の共同勉強会が昨日開催されました。

 今回も,昨年できなかった報告会の内容で,「飼育下のライオンにおけるタウリン要求量の解明」というテーマで東京医大の宮崎照雄先生から,また「腸内フローラは宿主動物の健康状態で変化するのか?― 日立市かみね動物園での検証 ―」というテーマで,本学の上塚浩司先生にお話しいただきました。

 宮崎先生には,以前に共同研究で実施した,かみね動物園,大牟田市動物園,豊橋総合動植物公園のライオンのタウリン分析のその後の話として,充足評価をタウリンーグリシン抱合体比から報告していただきました。

 園毎,個体ごとにそれぞれの比率は異なりましたが,餌だけでなく,再吸収の影響もあるため,評価はなかなか難しいとのこと。ただ結果としては,問題ないだろうというお話でした。よかった,よかった!

 上塚先生からは,鳥類を中心とした腸内フローラと健康状態の関係について,昨年研究を担当した学生さんは卒業してしまったので,その研究結果をご報告いただきました。

 どうやら健康状態と腸内細菌叢の安定性には関係あるようなんですが,その評価も一筋縄ではいかないようで・・。また,飼育下と野生下でも違うことや飼い方によっても同じ種でもことなることなども議論され,一つひとつデータベース化していくなど,知見の集積が必要であるとのことでした。


 また,今回の勉強会は前回の失敗にもめげず,オンラインでも実施しました。発表自体はオンライン発表ソフトを使うことで実施できたのですが,質疑の際,会場に置いたマイクスピーカーと操作PCマイクが干渉してしまい,会場の声を拾ってオンラインにあげるというのが課題として残りました。こちらは再度検討したいと思います。

 一方,オンライン講演でよかった点としては,今回連れてこれなかった学生たちも自宅から参加できたこと,共同プロジェクト先の千葉市動物公園からも何人か参加していただけたこと,またはるか遠く福岡からプロジェクトメンバーの先生に参加いただけたことでしょうか。一長一短はありますが,いろいろなツールを使いながら,新しい形での勉強会を今後も模索していきたいと思います。


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