年度をまたいでの報告となりましたが、第2回のかみね動物園と茨城大学の勉強会が、暮れも押し迫った昨年12月に開催されました。今回は話題提供を工学部の北野先生にお願いし、「太平洋と日本海のヌタウナギは別種か?-遺伝子からみた生物の進化-」と題して、遺伝子解析のお話をわかりやすく解説いただきました。普段、遺伝子解析に携わる機会が少ない方々も多いことから、今回の話題を北野先生と相談していた時、参加者興味をもって聞いていただけるかと危惧しておりましたが、そんな心配は杞憂でした。勉強会では独特のユーモアあふれる北野ワールド炸裂で、笑いあり、感動ありのあっという間の1時間でした。動物園で飼育している動物たちも、重要な遺伝資源であることから、その評価は不可欠です。そのためにも普段は見えにくい事実でも、科学のメスを入れることで見えるようになり、新たな視野が開けるという意味で、今回の勉強会も非常に刺激的で、示唆に富む内容だったかと思います。次回は3月に本年度の研究報告会を兼ねて開催したいと考えています。
第2回 かみね動物園・茨城大学 動物園学勉強会
更新日:2020年10月23日
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