動物園とのさまざまな連携の取り組みを開始して,はや5年目を迎えますが,動物園のスタッフに協力いただきながら進めてきた大学院の特別講義もはや4年目を迎えました。動物管理の基礎を学びつつ,それらの応用法の一つとして,環境エンリッチメント対策を学生ならではの視点から考えること目的として始めましたが,良くも悪くも毎年様々な対策案が考えられ,学生ともども楽しみながら実施してます。
毎年,動物園側から対象となる動物種を提案いただき,その動物種の現状と,それに対するエンリッチメント案を考えるというスタイルでやってきましたが,今年は,初めに飼育員さん6名から「私の担当動物のエンリッチメント対策を考えて!」というプレゼンテーションを聞き,どの種を対象とするのか学生が決めるという方式でやってみました。忙しい中,準備ありがとうございました!
プレゼンテーションを聞いた後は,それぞれの担当者とともに実際の飼育管理の状況の見学も行いました。普段は入れないような,展示場の裏側を案内いただいたり,学生も興味津々!
それぞれの動物種をもっと面白く紹介できないか,飼育員さんの熱心な説明に耳を傾け,学生たちもいろいろ質問してました。
初年度以降は,開講時期の変更や授業という短い期間内でできる内容ということで,最終的にはエンリッチメント対策案の提案という形で授業を実施していましたが,今年度は初心に戻り,飼育員さんにお手伝いいただきながら,実際に学生が考えたエンリッチメントデバイスを作成してみる予定でいます。はてさてどうなることか?次週から実際に対象種を決めての情報収集,計画作成に入りたいと思います。
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