今年もかみね動物園,千葉市動物公園のスタッフの皆様にご協力いただき,調査のための機材設置を行いました。当研究室恒例のというか,相変わらずの長期間モニタリング調査のため,今年度は獣舎内のみならず展示場も含めて,すべての活動をカバーするようにカメラを設置しました。
動物園のスタッフや先輩学生は,慣れたもの。死角をカバーするための調整に手間取ったものの「また,暗視カメラね」「こっちに一個でいいの?」と不馴れな新人学生を尻目にサクサク作業は進みます。
「大丈夫?あたしちゃんと映ってるの?」とスズコにも心配されながら,何とか設置することができました。今年も一年かけて彼女たちを追いかけたいと思います!
千葉でもスタッフの方総出で,カメラ設置用の支柱の配置などお手伝いいただきました。
こちらは過去最大,7台のカメラを展示場・獣舎全体に配置した布陣で追跡します。
動物の観察においては,自身の目で確認し,データを記録していくことが基本ですが,管理下の動物では様々な規制もあり,必ずしも追いかけられない場面も出てきます。その際,このような機材が普段は見ることのできない活動を確認するのに大いに役立ってくれます。
これからまた1年間, どのようなデータが取れるか,途中経過など随時報告していきたいと思います。