先日、東京大学で開催された、2018年度日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同春季研究発表会にて、当研究室の中山侑さんが、優秀発表賞を受賞いたしました。発表題目は「飼育下のオオアリクイにおける活動特徴」で、表記学会に学生優秀発表賞が作られてから、展示動物をテーマとした研究発表では、初の優秀発表賞ではないでしょうか。従来のポスター発表ではなく、久しぶりに口頭発表が対象となったため、学生のエントリーが少なかったのかもしれませんが、会場からの質問にも、しっかり受け答えができていたことが評価されたように思えました。
ポスター発表は、じっくり議論できるというよい点もあるかもしれませんが、個人的な議論になりがちで、ともすればいい加減にお茶を濁してしまえる点もあるのも事実かと思います。それに対して、限られた時間で自分の伝えたいことを発表し、大勢の聴衆を前に、壇上からきちんと受け答えをしなければならない口頭発表では、自分の研究内容についてきちんと理解しているだけでなく、言葉を整理し、不特定多数の人に向かってわかりやすく説明するという研究者に必要な様々なスキルが要求されます。その意味で、今回中山さんが口頭発表で受賞したことは、彼女にとっても非常に大きな自信になったのではないかと思います。
今日から新年度が始まりましたが、これをきっかけに、新年度からの研究や論文作成などにも弾みをつけてくれることを期待してます!がんばってね~!